- 保育 1基本的生活習慣のしつけ
- 保育 2コア・カリキュラム
- 保育 3プレスクール・カリキュラム
- 保育 4国際教育
- 保育 5芸術教育(アート・歌・リトミック)
- 保育 6健康教育(水泳・体育指導)
- 保育 7ライブラリー教育
- 保育 8外遊び
- 保育 9自由遊び
- 保育 10給食
保育 1
基本的生活習慣のしつけ
日常生活に必要な基本的生活習慣は、幼児期にきちんと身につけてやりたいものです。
あいさつ、食前の手洗いや歯磨き、落ちついて食事をしたり、遊びの後片付けをしたりすることは、毎日の生活の中で意図的にかつ自然に教えられていくことです。
幼児はまだ、「いやだけれども、しないようにする」というような、感情とは別の次元でふるまい分けることはできません。「いやだ」と思いながら続けていくと、思春期に爆発してしまいます。
大切なことは、「いやだ」と思う気持ちを押さえつけるのではなく、「そうしなければ気がすまない」ような感情の習慣をつけることです。それが「身につく」ということなのです。ごく自然にあいさつや手洗い、片付けができるようになるまで、ナーサリーでは根気よく教えていきます。
もう一つ、ベル・ナーサリーで大切にしている習慣は、正しい言葉づかいや受け答えです。お話をするときは、他のことをせずに先生の顔をまっすぐ見て、一生懸命に聞きます。また、身のまわりをやさしく美しい言葉がとりまいていれば、自分もその言葉を使えるようになります。愛情がこもっていれば、尊敬語や謙譲語や丁寧語はちっともよそよそしい言葉ではないのです。
教育は、身についていなければ意味をもちません。会ってもあいさつもしない、お礼もお詫びも言えない大人にならないように、人間として大切なことを幼い時に身につけさせたいと思っています。大人になって品位ある言葉とふるまいが無意識にできるように、ベル・ナーサリーでは、美しい言葉づかいとマナーを大切にしています。
保育 2
コア・カリキュラム
ベル・ナーサリーの保育活動は、日々の子どもの自然な暮らしの中から統合的なテーマを選んで、遊びや学習を展開していくというコア・カリキュラムです。
それによって子どもたちが、自然や芸術・言語や科学に対するごく基礎的な感性や技能、知識を身につけていきます。そして、自分でそれを表現することの楽しさ・すばらしさを知るのです。
それぞれの月には、季節の変化をテーマに、多面的に計画されたプログラムが用意されています。
草花摘みの中で、植物の成長の変化や数・形などに気づきます。
集めた葉っぱでスタンプを押し、すてきな形がたくさんあることを知ります。摘んだ花々で色水をつくり、染色をしたり絵を描いたりすることで、自然界には不思議な美しい色がたくさんあることに気づいていきます。
また、虫を採ったり虫の声の音色に気づくことで、日常にあふれる様々な音の世界に興味を広げていきます。ドングリを使ってでんでん太鼓を作ったり、音を表現することの楽しさを知ります。
幼い心で、空の高さ、雲の形、風の動き、あたたかさ、冷たさなどを感じとり、季節の変化を知ることで、子どもたちの世界は豊かに広がっていきます。美しい言葉で語られるお話を聞き、かわいらしい歌を歌いながら、すべてをいきいきと感じとることができる、やわらかな心を育ててやりたいと、私たちは思っています。
保育 3
プレスクール・カリキュラム(系統性のある幼児教育)
子どもたちの行う具体的な活動は、生活の流れの中で様々に変化していきます。その活動が望ましい方向に向かって展開できるように、花組では、3歳以上の子どもたちに対してのカリキュラムをさらにきめ細かい形で作成・計画しています。個人・グループ・組全体など多様に展開される行動の形を生かし、それぞれの年齢での発達課題を明確に掲げます。
保育園での指導が、小学校以降の生活や学習の基盤の育成につながっていることを常に配慮し、幼児期にふさわしい生活を通して、創造的な思考や主体的な生活態度などの基礎を培います。プレスクール・ベル、ベル・ナーサリー・アスール、ベル・ナーサリー 塚田、それぞれの花組に進級すると、プレスクール・カリキュラムが始まります。
保育 4
国際教育(Nursery's English)
~自己表現とコミュニケーションの能力の育成~
子どもたちの活躍するこの21世紀は、著しく国際化の進んだ時代になります。ベル・ナーサリーでは、乳幼児期に英語という外国語にふれる機会を与えてあげることは、将来にわたり、異文化に対する受容性を育むことにつながります。
小さい頃より、世界にはたくさんの国があり、またそれぞれの言語・文化を持って生活しているということを理解し、あるいは感じとることができる……そのような視野の広い子どもを育てることは、これからの時代、とても大切なことだと思います。
その観点から、プレスクール・カリキュラムの中に英語の時間を取り入れています。幼児期に英語という外国語にふれる機会を与えてあげることは、将来にわたって、異文化に対する受容性を育むことにつながります。
言葉は、自分の気持ちを表現したり、誰かに伝えたりしたいと思ったときに発せられるものです。子どもたちが先生やお友だちとの心のつながりの中で、伝えたいと思う感情やイメージ、理解したいと思う欲求などの心の体験を重ねながら、言葉に対する感覚を養っていく過程が大切です。
笑いながら、歌いながら、遊びながら、自然に英語でコミュニケーションすることの楽しさを知る。これが、ベル・ナーサリーで大切にしている教育の1つです。
2オ児クラスの後期から、英語を母国語とする外国人講師が、週1回を基本にレッスンを行います。年齢が上がるに従って、時間や回数が多くなっていきます。
言葉の大切さ、言葉への前向きな気持ちを養うことを通して、子どもたちは、これからの時代に必要とされる国際的なセンス、開かれた精神、自己表現の能力を獲得します。それは、自分に自信を持ち、他者を尊重する人間、世界に通用するよい市民になるための第一歩です。
保育 5
芸術教育(アート・歌・リトミック)
子どもたちにはあらゆる種類のアートに取りくませるようにしたいと考えています。
毎日、歌をうたい、音楽に合わせて自由に動いたり、音楽を演奏したりします。また、絵の具・マーカー・クレヨン・紙・粘土・コラージュの素材・ハサミ・のりなど、豊富な教材を用意して、子どもたちに自分の絵や工作を創造できるように促していきます。踊ることや、演じることも同じです。
大切なのは、自分自身の作品を創造し、自分自身を表現することです。
保育士のほかに、専門の講師を招いてリトミックや歌・絵画など、総合的なアートの指導を行い、真の意味での豊かな感性を持った子どもが育つことを、目標としています。
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歌
新明裕子先生
(東京芸術大学 声楽科卒業) -
リトミック
高山栞先生
(東京音楽大学 器楽学科卒業) -
絵画
鈴木麻子園長
(武蔵野美術大学日本画学科卒業)